記者コラム

2016.09.10 シルバー川柳

 敬老の日が近づくと、毎年楽しみなイベントがある。全国有料老人ホーム協会が主催するシルバー川柳で、その入賞作品が決まった。「気が付けば 母のとし超え 我を知る」など、今年も秀逸な作品が並ぶ。そんなシルバー川柳は今や全国各地の老人クラブなどでも人気が高く、さまざまな作品が詠まれているそうだ◆高齢社会、高齢者の日々の生活などをテーマに思わずくすっと笑ってしまうシルバー川柳。自虐を込めた「立ち上がり 目的忘れて また座る」や「景色より トイレが気になる 観光地」から、気持ちだけは若いことを詠んだ「若作り 席をゆずられ ムダを知り」や「女子会と 言って出かける デイケアー」などハイレベルな作品が多く、そのセンスの良さに毎回感心させられる◆老いてなお元気なお年寄り。年齢を重ねたからこそにじみ出る味わい深さ。時代を築き、時代とともに生きてきた高齢者だからこそ詠むことができるのもシルバー川柳の魅力だろう。まだまだお元気で、これからの新作にも期待したい。最後に一句。「川柳見て 笑えるうちは まだ元気」。19日は敬老の日だ。
(中村)

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