記者コラム

2016.09.29 少年野球

  • 印刷

 野球人口の減少を、先日取材した少年野球大会で痛感した。どの地域もチーム編成に苦労している。この時期、6年生が“卒団”すると、新人選手を迎えなければチームができない悩みもあると聞いた◆高校野球でも、支部大会に「連合チーム」が当たり前になってきた。部員不足で2校、3校でチームを作る。近くの高校同士ならまだしも、離れた高校なら練習もままならない。強豪相手に挑むには厳しいが、それでも試合をしたい選手には貴重なルールだ◆美幌町では朝野球チームも、なかなか増えない。それこそ、高齢化で休部も避けられない。若手の加入を誘うが人材は見つからないらしい。まちなかでキャッチボールの姿もほとんど見かけなくなった。日本ハムの活躍が野球人気を再び目覚めさせてくれないか期待だ◆プロ野球では女性ファンが各球団を支える。日本ハムはもちろん、セリーグを制した広島は「カープ女子」なる言葉も生んだ。野球にも女性力が求められる時代なら、少年野球や朝野球にも女性選手を発掘してはどうだろうか。先日、野球連盟関係者とそんなことを雑談して楽しみを膨らませた。(本多)