記者コラム

2016.10.29 ハロウィーン

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 この時期、街のあちこちでカボチャを見かける。中をくり抜いてろうそくや電灯を灯すランタン風や、独特の顔を描いたカボチャなどだ。たまに顔を出す喫茶店でも、自宅で栽培したハロウィーンカボチャを飾っていた。ヨーロッパ中心の風習のハロウィーンが、年々日本でも盛り上がり、バレンタインデーを上回る商戦になってきたという◆古代ケルト人の1年が11月1日~10月31日までで、新年の悪霊を追い払う宗教的要素も込めた“大みそか”の収穫祭がハロウィーンだという。日本人のある年代以上は耳なじみの薄いイベントである◆日本では1970年代にハロウィーングッズの販売が始まったとされるが、1990年代に東京ディズニーランドのイベントとして登場、2000年代に日本でも定着した。魔女や悪霊の仮装が若者文化に受け入れられ、一気にブームとなったのは最近だ◆仮装イベンが目立つハロウィーンだが、子供たちが家を訪問してお菓子をもらう風習がある。「トリック・オア・トリート」、お菓子をくれなきゃいたずらするぞと声をかける。31日の夜はお菓子でも用意しようか。(本多)