記者コラム

2016.11.24 避難行動

 22日早朝に発生した福島県沖を震源とするマグニチュード7・4の地震と津波に、死者・行方不明者1万8千人以上、建物の全壊・半壊40万戸余りなど東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災を思い起こされた人も多いのでないだろうか◆今回の地震では宮城や福島など6県で約1万4千人が避難所に身を寄せた。小型ボートの転覆などもあったが、消防庁の発表では17人が重軽傷を負うも、津波に流された人は確認されていない◆自分の命、周りの人の命を守るのは当事者の強い意識や責任感。福島県いわき市では地震発生からわずか20分後に小中学校などに避難所を開設し、他の地域でも住民が迅速に高台に避難した◆災害時に迅速、的確な行動を取るには日ごろの避難訓練も大きな効果をもたらしてくれる。美幌町でも自治連主催の自主防災訓練をはじめ高齢者施設の避難訓練、防災図上訓練などに取り組んでいる◆避難方法は訓練できても、大切なのは避難する意識。今回の地震、津波で1人の死者も出さなかったのは、避難行動以上に、住民が5年前の震災の教訓から培った避難への意識の高さだったように思う。
(中村)

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