記者コラム

2016.12.01 手帳選び

 ひと昔前なら今ごろ、書店を回る日が多かった。来年用の手帳を探すためだ。カレンダーつきの手帳は人気が高く、遅くなると売り切れることが多かった。仕事柄、手帳は欠かせないためだが、使い勝手の良い手帳を探すのも楽しみだった◆去年より良いものがないか、はやりのシステム手帳をうまく活用できないか、など思案しながら、自分流の手帳を選んだものだが、いつの間にか定番に落ち着くところが面白い。結局、束ねてある毎年の手帳を見るとサイズも機能もほぼ同じである◆最近は、パソコンのスケジュール管理という便利機能を活用している。追加や削除が楽ですっかり手帳に代わって活躍している。手書きすることがなくなって、手帳を持つことが少なくなった。それでも、この時期の書店に立ち寄ると店頭にある手帳コーナーに目が向く◆システム手帳を30年前に売り出した日本能率協会が12月1日を「手帳の日」に制定している。使った手帳で1年間を振り返り、新しい手帳を準備する日だという。原稿もメモもパソコン時代。少々縁遠くなった手書きに、手帳の復活も考えてみようか。(本多)

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