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記者コラム

2016.12.03 女性の力

 魅力あるまちづくり、まちの活性化などを目標に掲げて「何から手をつけ、何をしようか」と、いまだに模索を続ける自治体や商店街も多いのではないだろうか◆先日、美幌町の北1商店街の勉強会に講師として来町した、名寄市の黒井理恵さんとお話しする機会があった。黒井さんは商店街活性化に取り組む「なにいろ工房」代表で、昨年コミュニティースペースの「なにいろカフェ」を立ち上げ、今では多くの市民が活用しているという◆黒井さんによると、商店街に人を呼ぶ方法について、男性陣のアイデアはもちまきがダントツだったそうだ。確かに名寄市はもち米の里として有名だが、毎回お決まりなイベントなのも確か。しかし、女性陣のアイデアはウインタースポーツに着目し「北欧のお菓子を販売する」「スキーウエアの交換会」「スポーツ店の新作ファッションショー」など、年配層には思いもつかない発想が次々と飛び出したという◆黒井さんいわく「女性の力なくして商店街、そしてまちの活性化はない」そうだ。人口減に歯止めをかけ、魅力ある美幌町にするため、この成功例が一つの参考になればと思う。
(中村)

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