記者コラム

自民党、圧勝

 16日に投開票された衆議院議員選挙は、政権与党の民主党に厳しい審判だった。かろうじて第2勢力に踏みとどまったものの、第三極の代表といわれる維新に肉薄された。民主王国と呼ばれた道内も小選挙区では1議席も守れなかった◆世紀の政権交代劇を演じて3年余り。閣僚も相次いで落選、総理大臣経験者まで小選挙区で議席を落とす。一方の自民党は、直接対決をほぼ制して、第三極の勢いも感じさせない圧勝ぶりで、連立を想定する公明党も加えると325議席。衆院再可決に足りる勢力となる◆12区で初当選した武部さんも、他の自民党当選者も口をそろえる。「民主党が負けたのであって、自民党が勝ったのではない。これから自民党に厳しい目が向けられる」。政権を離れて3年余、武部さんら新しい顔がどう“新風”を自民党内に向けるかが期待値になるはずだ◆さて、新政権は待ったなし。景気の立て直しが選挙で遅れたとあっては政治不信が増幅する。すぐにでも年末を乗り切る景気対策を地方の隅々まで届けてほしい。東日本大震災の復興も今さらのスピード感が求められる。勝利の美酒に酔う間もなく、有権者のニーズの波が政権に押し寄せる。    (本多)

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