記者コラム

過去最低の投票率

 自民大勝で終わった衆議院議員選挙。美幌町でも過去最低となった投票率が、政治への関心度を示した。第3極の登場で盛り上がったように見えた政局だが、有権者の目は意外にも冷ややかだったといえる。3年余の政権を預かった民主党、政権を奪還した自民党の二大政党には特にこの投票率の結果を重く受け止めてほしい◆政治への有権者の“抵抗”は別の形でも表れていた。美幌町選管発表の小選挙区の確定票を見ると、無効票が411票だった。前回の衆院選を調べてみると同じ項目は266票。実に1・5倍にもなった。比例はやや少ないがそれでも385票が無効票だった。選挙に棄権はしたくない、でも投票したい人がいない、そんな無言の訴えのようでもある。今回の無効票の大半が白票だったことがそれを推察させる◆せっかくの投票が反映されない。棄権よりも重い行動ではないか。選挙で国政に参加したいとの思いを抱きながらも、だれにも1票を投じれなかったのだから。そんな思いを有権者にさせている政治の混迷を、1日でも早く拭うことを、新政権や新たな勢力に期待したい。政党間の批判の応酬ばかりでは前に進んでくれない。       (本多)

追加情報