記者コラム

安倍内閣への期待感

 正月休みが明けてしばらくぶりに給油に行くと、ガソリンの価格がじりじりと上がっていることに気づく。灯油も同様だ。為替相場には知識もないし関心も薄いが、ガソリン価格の変動に思わず円安傾向の実感が出てくる◆自民党が3年ぶりに政権の座に就いて、経済再生を最重点に掲げる安倍内閣への期待感が働いているのか、円は一時70円代後半の超円高だったものが、最近では87円台とわずかな期間で10円近くも変動している。株価も1万円台を突破した。経済の上向き傾向は数字で表れているものの、一消費者の実感には乏しい◆今週中にまとめるといわれる大型補正予算は、どんな内容か。地方にどれぐらいの効果を出してくれるのか。デフレ脱却を唱えて金融施策が先行するだけでは、長期低迷で疲弊した家庭の財布がもたない。円安でじりじり上がるだろう物価に耐えられる景気の実感が伴うバランスが難しい◆美幌町は、25年度予算編成のヒアリングが始まった。予算編成室には自民党のマニフェストが置かれている。新政権の情報収集をしながらの組み立てに頭を悩ませている。まだ見えない政権交代の狭間で、日々動く不安な生活に政治力が求められている。     (本多)

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