記者コラム

救急車の出動回数

 美幌消防署で昨年1年間の救急車の出動が増加した。前年の800件台を大幅に上回り年間で1千件に近づいた。同消防署で分析をするとしているが、高齢化社会などが、救急車の役割を高めているのは確実だろう◆核家族化の言葉が登場して久しいが、この家族構成が、そのまま年齢を重ねて高齢者と呼ばれる世代になった。子供が巣立てば、高齢者夫婦の世帯や一人暮らしとなる。体調不良やけがなどの際に救急車の要請は欠かせない事情が生まれるのだ◆かつては、タクシー代わりや夜間病院を利用するための安易な利用が都市部などで目立ったこともあった。しかし、美幌町では悪質な利用はないという。急病が最も多いのでこうした高齢化社会の現実は救急業務にも広がっている◆美幌消防署には救急車が3台ある。複数の出動もけっこうある。少ない配備で町民の命を預かる救急業務となる。救急救命講習で応急手当てを知ることは、救急車の要請が必要かを判断する勉強にもなる。受講の機会を増やしたいものだ。高齢者が必要とする機会が増えていくのは必然。少し若い世代はこうした環境も知って救急業務の利用を考えていきたいものだ。      (本多)

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