記者コラム

ウイルスの悪用

 昨年、誤認逮捕などで世間を騒がせたパソコンの遠隔操作ウイルス事件の容疑者が逮捕された。誤認逮捕された1人が「容疑を否認しているのなら、慎重に捜査をしてほしい」とのコメントを出していた。容疑者への怒りはあるはずだが、もっともなコメントだ◆パソコンを扱う人口は急激に拡大しているが、ウイルスの防衛策は一体どれだけ関心があるだろうか。かつて、パソコンに詳しい人から「ウイルスソフトを入れていないのは、丸裸で外を歩いているのと同じ」と警告された。パソコンを知っている人たちにとって、ウイルスは怖い存在だった。だから何より防衛策を優先するそうだ◆遠隔操作ができるということは、自分のパソコンの中身もすべて見られている。ネットショップのクレジット番号も、ゲームの登録情報もだ。二次的な犯罪につながることが多い。自分のパソコンをもう一度確認しておくことも大事だろう◆携帯電話だって安心できない。スマホを持つ人が増えれば、これに悪さを働くウイルスが生まれる。サイトの信頼度など自己判断が求められる。悪用さえなければ、パソコンやスマホの便利な機能をもっと体感できるのだが。     (本多)

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