記者コラム

日刊新聞創刊の日

 2月21日は「日刊新聞創刊の日」。明治5年(1872年)の東京日日新聞、現在の毎日新聞の第1号が発刊された日だという。日本で最も古い日刊紙は明治3年の横浜毎日新聞だが、吸収合併されている。この年、全国に郵便が施行され、鉄道が開通した年だ◆東京日日新聞の創立者は、浮世絵師と貸本屋と戯作者だった。創刊号には、政府の布告や公文書を載せる官書公報と、一般ニュース面の江湖叢談(こうこそうだん)があった。官書公報は文字通り政府の情報だ。江湖叢談は現在でいう社会面、いわゆる3面記事になるのだが、創刊号のトップニュースは殺人事件だったという◆それから3年後の明治8年には世界で初めてとなる戸別配達が行われ、脈々と新聞の歴史が刻まれていく。鉛の活字は写植機や和文タイプからパソコンに代わって、発信も印刷された紙面に加え、ウェブも活用される時代になった。わずか140年で、再び大きな様変わりをみせている◆新聞記者はパソコン、特にワープロ機能を扱えることが必須だ。両手で原稿を打つからタバコを持つ暇がない。灰皿が山のようになる心配も減った。禁煙の記者クラブも増えた。こちらも様変わりしている。 (本多)

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