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記者コラム

新年度予算

 美幌町が22日に発表した新年度予算。予算規模でほぼ前年度並みだった。一般会計が100億円を割ったのは2年続けてだが、この10年間で100億円を突破したのは平成16年度と23年度の2回だけだ。総額の179億円は、8年連続で200億円台割れという◆土谷町長がさまざまな席でいう。「厳しい財政とはいえ、美幌町はまだ180億円の予算を組める力がある」。事業を厳選し集中させることで、その180億円の効果をさらに高めるのが、今の行政職員の腕のみせどころか◆かつての好景気の時代と違って、新年度に予定する事業も華やかさはない。今回も、目新しさはなく、ハード面の公共事業は維持補修にウエートが高まっている。道営土地改良事業が事業費を押し上げているほかは、ソフト事業中心といえる◆そんな補修工事の中で目を引いたのが小学校トイレの洋式化。家庭では洋式なのに、学校に行くと和式の便座が多かったという。現代っ子にとっては、うれしい改修となるだろう。東陽小の屋外遊具も復活する見込みだ◆さて、自民党政権は大型の補正予算を組む。補正予算で美幌町の経済効果を高める事業が目白押しとなるのだろうか。      (本多)

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