記者コラム

災害への意識

 今月はじめ、暴風雪がオホーツク地方を襲った。交通事故や視界不良で通行止め区間にたくさんの車両が立ち往生となった。一夜を車中で過ごす人の中に一酸化炭素中毒で亡くなった人もいた。自治体が用意した施設に避難した人もいた◆猛吹雪で車の外にも出られない。近くの知人に助けを求めて歩いた親子は、知人宅に行き着くこともなく、父親が亡くなった。これまで、たくさんの豪雪を体験したが、屋根雪下ろしや交通事故以外で雪による死亡事故を聞いた記憶がなかったので驚いた◆北見地方は、特に自然災害の少ない地方だといわれる。たしかに大雨で街がすっぽり冠水することもない。大きな揺れに恐怖を覚えることもまれだ。しかし、冬は別だ。平成16年のドカ雪では、道路が寸断されて2日間身動きがとれなくなった。冬の“災害”は珍しくない◆11日は、東日本大震災の発生から、丸2年。美幌町など自治体で午後2時46分に半旗を掲げ、震災で亡くなられた方々に黙とうを捧げた。東日本大震災の被災者の気持ちを直接知ることはできない。その苦労を分かち合う術もない。しかし、災害にできる自分の備えは意識に芽生えた。その意識は忘れまい。    (本多)

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