記者コラム

春の甲子園

 昨年の今ごろは、大空町を中心に盛り上がった。21世紀枠で女満別高校がセンバツ甲子園出場を果たしたからだ。遠い甲子園球場が近く感じた。美幌町から通う選手も多かったので、1回戦の日は仕事が手につかなかった。初勝利は次の機会となったものの、全員野球の姿が地元ばかりでなく高校野球ファンに焼き付いた◆そして、1年がたった。今年のセンバツには同じく21世紀枠で遠軽高校が出場する。大空町役場にも出場を祝福する新聞記事の拡大版が張り出された。支部予選では常にライバル校同士だが、この地域から2年連続のセンバツ出場は大空町にとっても誇りだ◆その遠軽、きょう23日の第1試合に登場だ。大会2日目の1回戦最後で、同じ21世紀枠で初出場のいわき海星(福島県)と対戦する。東日本大震災で被災した東北地方から今大会に5校出場するが、そのうちの1校だ。頑張ってほしいとの思いもあるが、北海道としては遠軽の勝利も譲れないところだ◆全国から選ばれてくる高校なのだから、実力的には伯仲しているはずだ。あとは選手の気持ちの強さか。女満別高校が昨年置き忘れてきた「白星」、きっと遠軽が持ち帰ってくれるはずだ。
       (本多)

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