記者コラム

プロ野球の仕様球

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 北海道球団の日本ハムの調子がなかなか上がらない。昨年のパ・リーグ覇者が最下位に低迷して長く続く。夏場に巻き返せるのか、ファンの多い道産子をやきもきさせている。特に美幌町は、応援大使企画で熱の入り方も例年以上だけに、頑張ってほしいものだ◆そのプロ野球の世界で、使用球に問題が生じている。飛ばないボールと言われていた統一球が実は飛ぶボールに変わっていた。選手もファンにも知らされていない上に、メーカーにも口止めしていたと報道されている。まあ、ファンは別にして選手に内緒はいただけない。飛ぶか飛ばないかの差は、特に投手の攻め方に大きく影響するからだ。安打で良しとするか、フェンスを越えるかでは試合展開もシーズンオフの査定も変わってくる◆それにしても、なぜ内緒なのか。なぜ公表しないことが混乱を避けるためなのか、遅くなった説明にも疑問が生じる。飛ぶといっても、昨年の飛ばないボールよりはという程度。きちんと説明しなくては、ファンをまた遠ざけてしまう◆さて、8月3日に札幌ドームに出かける美幌町民の日本ハム応援ツアー招待の50組も決まったようだ。そのころには上位をうかがっていてほしいが。   (本多)