記者コラム

JR北海道のトラブル

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 JR北海道の事故が相次いでいて、夏休みの需要期の旅行計画に頭を悩ませる家族も多いことだろう。今月6日に特急北斗のエンジン付近から出火、15日には特急スーパーおおぞらの配電盤から出火があり、8月31日までの運休などでダイヤが乱れているからだ◆JR北海道によると、7月13日から臨時特急列車を1往復運転する札幌―函館間に、8月からさらに臨時特急列車を1往復追加して1日9往復にするという。また、旭川―稚内間も臨時快速列車を1往復運転するが、札幌―釧路間のスーパーおおぞら4号、5号、9号、10号が運休になる◆マイカー観光が主流になる北海道観光だが、夏休みなどまとまった休みが取れる時には、列車の旅も人気がある。JRにとってはまさに書き入れ時になるのだから、直前の事故はJR北海道にとっても痛いトラブルになった。最も早い解決は信頼の回復ということだろうか◆オホーツク地方の列車には直接の影響はない模様だが、道内旅行など少し足を伸ばす計画のある人は、ダイヤを確認するなり、JR北海道に問い合わせたほうが無難だ。列車の旅を楽しみにしているファンのためにも、JRのトラブルは収束にしてほしいものだ。(本多)