記者コラム

「防災」を考える

 東日本大震災の発生から2年半を迎えた。まだ2千人を超える人が行方不明になっている。その家族にとって、震災発生の時と気持ちは変わらないことだろう。震災で家族や友人を失った方々の悲しみを和らげるにも、あまりに短い時間しか経っていない。そして、福島の原発事故は地域の人たちにとってあまりにも進展がないと映ることだろう◆今なお続く汚染水漏れ。除染にガレキ処理はいつ終わるのだろうか。立ち入りが緩和されたって、元の生活ができるわけでもない。人が住んでお店が並んで、マチの笑い声が戻る―。そんな元の生活も保障されるわけでもない。いまだ20万人以上が避難所生活を余儀なくされている。被災地の人たちが自分の住んでいたマチに帰るまで、いろいろな形での支援を忘れるべきではないだろうと思う◆美幌町社協に届いた日本赤十字社への義援金は2400万円を超える額になった。義援金が届く件数は減っているという。遠くからできる支援は限られているが、額にこだわらず義援金という形で震災を心に刻むことだけでも続けたい◆9月は「防災」を考える機会が多い。身の回りの備えはどうだろうか。今一度点検してみよう。     (本多)

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