記者コラム

9月最後の日曜日

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 9月最後の日曜日は各地でイベントが目白押しだった。この夏を締めくくる日曜日は、好天に恵まれて、それぞれの会場で過去にないにぎわいだと関係者を喜ばせた。この日の最高気温は20度を上回って、少し厚着になっている体も汗ばんだ◆春から異常な気象が続く。低温や長雨からスタートし、夏は雨が降らない日が続いた。農家は泣くに泣けない自然のいじわるに苦心した。実りの秋も喜び切れない様子だ。そんな農家から新鮮野菜が届いたぽっぽ屋の収穫感謝祭は、予定の抽選券が足りなくなるほどの売れ行きだった。観光物産協会の職員も「過去にない人出」と驚く◆暑い夏が名物のシジミに影響を及ぼした大空町女満別湖畔のもう1つの名物シラウオを生で味わえる白魚まつりは、3品セットのチケットが開場1時間で売り切れてしまった。客足は続き、慌てて50食のチケットを追加する盛況ぶり。関係者は「イベントの多い日と聞いていたが、こんなに賑わってくれた」と喜んだ◆さて、ストーブが恋しくなる10月。気象庁の1カ月予報では、気温の高い日が続く見込みで、オホーツクは天気が変わりやすいというが、できれば平年並みがありがたい。     (本多)