記者コラム

増えるイルミネーション

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 今冬もクリスマスが近づくにつれて、美幌町近郊もイルミネーションが目立ってきた。最近では商業施設や公共施設などよりも、北見市などでは一般の民家のほうが派手なイルミネーションで、見る側を圧倒する。イルミネーションを楽しむ人を「イルミネーター」と呼ぶそうだ◆イルミネーションの始まりは、ドイツの宗教家が森の木にロウソクを飾って夜空の星を再現したことらしい。日本は神戸の観艦式が始まりとされる。明治33年のことだ。豆電球などを使ったイルミネーションは、球切れや電気代が高くついたが、発光ダイオードの登場で電球が長持ちになり、LEDの登場が電気代を抑制した。このため一気に愛好者たちが広がり、この時期のマチ中に楽しい光が散りばめられる◆美幌町内では、みどりの村の壁泉にクリスマスバージョンのイルミネーションが登場した。これから毎晩、メルヘンチックな電飾で楽しませる。津別町もさんさん館にLED電球が散りばめられた。2月末まで点灯するそうだ◆冬は、星空もきれいなのが北海道の特徴。“光害”の都会はイルミネーションが代役だが、地方はたまに電飾や照明を休んで、星空を眺める日をつくるのも楽しい。(本多)