記者コラム

明るい家庭づくり

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 自分の子供に暴力をふるいけがや死亡させてしまう幼児虐待、子供の家庭内暴力、夫が妻に肉体的、精神的暴力をふるうDV(ドメスティック・バイオレンス)など、家庭内で起こる信じられない事件が現代社会では頻繁に起きている◆こんな事件が毎日のように報道されると、これから家庭を持とう、子育てを始めようという若者は「家庭を持つのが怖い」と思ってしまうのではないだろうか。しかし虐待などのある家庭は全体から見ればほんのひと握り。大半の親や子供は家族を大切に思っているはず◆本日付の本紙4面に、美幌町青少年育成協議会が小、中学生を対象に実施した明るい家庭づくり絵画コンクールの最優秀作品を掲載した。どちらも家族と仲良く遊んだり、一緒に食卓を囲む光景が描かれた作品だ。これ以外の入賞作も家族で虫取りや花火を見る様子、新たに家族の一員となった妹の誕生日を祝う様子など、大好きな家族への愛情が込められている◆作品を描いた児童、生徒はもちろん、多くの子供たちが家族への思いをいつまでも持ち続け、自分たちがいずれお父さん、お母さんになった時、子供に「大好きな家族」と言われる家庭を作ってほしいと願っている。(中村)