記者コラム

最後の学芸会

 1つの歴史に幕を下ろすことは寂しさでもあり、未来へ向け新たな一歩を踏み出すことでもある。来年春に美幌町の福豊小学校は101年、大空町の豊住小学校は102年の歴史に幕を閉じる。その2校の最後の学芸会がともに今週土曜日に開かれる。豊住小は地元の保育園との合同学芸会となる◆両校とも児童数が少ないため、特に高学年は舞台発表の練習のほかに下級生の舞台セットのお手伝いもあり、文字通り全員で作る学芸会となる。当日は家族はもちろん地域住民も「我が母校の最後のステージ」を見学に訪れることだろう◆両校に共通するのは児童数の少なさから学年を越えてみんな仲が良いこと。ある児童が以前「学校では下級生を弟や妹のようにかわいがり、上級生をお兄ちゃん、お姉ちゃんのように慕う」と話していた。小規模校の学芸会はそんな 兄弟 が協力して作り上げる◆来春から5年生以下の児童は福豊小から旭小へ、豊住小から女満別小へ編入する。最後の学芸会に向け児童は一生懸命練習し、たくさん思い出を作り、来春新たな一歩を踏み出す。両校に縁のある人はぜひ足を運び、最後の後輩たちの晴れ舞台をご覧になってはいかがだろうか。      (中村)

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