記者コラム

広報写真展

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 美幌町役場の廊下に写真がいっぱい展示されている。広報が撮影した約50年分の写真1180枚だ。時代を感じさせる風景や、懐かしい顔、笑顔の子供たち、今は姿を消したイベントがたくさん並んでいる。展示会は、きょう21日で終了する◆役場本庁舎からしゃきっとプラザにかけて、壁一面を埋めている。広報はネガフィルムをデジタル化する保存作業を進行中で、この中で懐かしい写真の一部を大勢の町民に見てもらえたら、と広報紙が1111号に達したのを記念して11月11日から11日間の展示会を企画したものだ◆年代ごとに、その時代を反映させる写真が並ぶ。昭和33年から平成25年までで、学校行事、夏まつり、成人式、料理教室などさまざまな分野で楽しむ顔がずらり。来庁者も、自分の年代の写真に見入り、自分や知り合いの顔を探す。中には「譲って」と広報に申し込む人もいるという◆反響のあった広報写真展。庁舎が土、日曜日、祝日閉庁となるため、一部見られない人もいる。そこで、休みの日にも見られるよう第2弾も計画中と聞く。場所や時期は未定だが、“自分探し”に展示会を楽しむのもいい。10年前、20年前の自分から元気を分けてもらおう。 (本多)