記者コラム

ペットのしつけ

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 ペットとして多くの人に飼われている犬。大型犬、小型犬に限らず家族の一員として癒やしを与えてくれる半面、中には誰かれ構わず吠えたり、噛み付くなどの問題も。そしてほんのひと握りだが、マナーの悪い飼い主がいるのも事実だ。散歩は犬の好き勝手に歩かせ、フンはそのまま放置、揚げ句に手に負えなくなると簡単に捨ててしまうありさま◆犬を飼う上で大切なしつけは、ただ可愛がるばかりではなく、飼い主に主導権があることを犬に理解させること。悪いことをすればしかり主人への服従を覚えさせ、良いことをすれば褒める。犬は主人に褒められることを至上の喜びに感じるという◆以前、北見で警察犬指導手の方と話す機会があった。どんな犬も訓練でしつけられるというその指導手のノウハウは、まず犬の性格を理解し、しつけの時間は一切甘やかさない、そして遊ぶときは思いっきりじゃれあう。「犬は頭が良い。自分の主人と認識させることが犬を飼うための第一歩」と教えてくれた◆正しい方法で接し、しつければ犬は飼い主をより好きになる。そうなれば一緒に遊ぶのも楽しくなり、犬の被害、捨て犬などの悲しい出来事はなくなるような気がする。   (中村)