記者コラム

今年もあと3日

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 今年も残すところ3日になった。2014年の幕開けが近づいて、1年を締めくくるために慌ただしい毎日だろうと思う。来年は午(ウマ)年。どんな年になるだろうか◆午は十二支の7番目。ちょうど中間に位置する。時代劇などで耳にする「午の刻」は、正午のことだ。前半を終えて後半戦突入といったところか。安倍政権になって経済は上向きになっているが、これをしっかりと軌道に乗せるかどうかは、この午年の進む方向次第といえそうだ◆午年は陽気な性格が多いといわれている。社交的で、交流上手。午年生まれが明るい1年を照らしてくれるだろうと思う。方角でいっても「南」を指すので、不況のトンネルから脱するようなイメージを持ちかねないが、1990年のバブル崩壊などの年に当たるため、経済では要注意年でもある◆中国の戦国時代を過ごした法家の「韓非」の故事に「老いたる馬は道を忘れず」がある。経験豊富な高齢者の知恵を生かせとの教えだ。あの諸葛亮孔明が教材として用いた書物の一つが「韓非子」だ。全国的な景気が本物かどうか、2014年が分岐点になる。道に迷わずに前へ進むウマ年になればいい。良いお年を。    (本多)