記者コラム

帝京大学ラグビー5連覇

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 帝京大学がラグビーの全国大学選手権で前人未到の5連覇を達成した。入部1年目で2連覇を経験した美幌高校出身の大和田立選手が、ナンバー8として先輩の築いた連覇の記録をつないだ。建て替えに伴い東京・国立競技場での大学選手権はこれが最後となり、歴史を刻んだメンバーの1人となった◆15回の優勝を誇る早稲田も、帝京の連覇を止められなかった。41―34の点差も接戦だったが、逆転劇が最後まで続く好ゲームだった。強力なフォワード陣の威力だけではなく、追い上げにも耐えられる精神力の強さが5連覇を支えた。大和田選手が帝京大ラグビー部に在籍することで、5連覇の喜びを共有できた感じだ◆大和田選手は、美幌高校に入って友達に誘われて始めたラグビーだった。帝京大ラグビー部に入って、周りは全国大会で見るスター選手ばかりだった。それでも1年生からベンチ入り、4年生の今年は赤いラガーシャツが良く似合うナンバー8だった◆すでに、今春からのNECラグビー部入りが決まっている。美幌町とは縁が深い社会人トップリーグのNECの選手として、夏合宿にやって来ることになる。ラグビー合宿がまた一段と身近になるはずだ。    (本多)