記者コラム
「リケジョ」
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- カテゴリ: 記者コラム
- 公開日 2014年2月06日(木曜)00:00
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女性研究者や研究者を目指している理系女子は「リケジョ」と呼ばれ、話題になっている。最近では新たな万能細胞のSTAP(スタップ)細胞の作成に成功し世界を驚かせた、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子さんが注目されている◆理系女子というと研究に没頭するあまり、外見や生活スタイルには無頓着と勝手に想像していた。小保方さんは研究室の壁をピンクや黄色にし、ソファは花がら、実験機器にはムーミンのシールを張る少女っぽさ。イメージを覆させられたが、お風呂に入るときも、デートのときも常に研究のことを考えているそうで、やはり理系女子だと再認識した◆女性研究者というジャンルなら、美幌高校の生産環境科学科や地域資源応用科で学ぶ女子生徒も理系女子と呼べる。農業分野の発展に向け生産環境や商品の開発、流通など日々研究を重ね、農業クラブの活動でも昨年、女子も加わった2つの班が学校農業クラブ全国大会に出場するなど活躍した◆今春、美幌高校を受験する女子中学生も多く、前述の2科を目指す女子生徒は「リケジョ」の卵。現役高校生も後輩となる中学生も理系女子として思う存分研究に取り組んでほしい。
(中村)