記者コラム

好調な就職戦線

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 今春卒業の高校生の就職戦線が、北見公共職業安定所管内でも好調だった。毎月送られてくる月報で12月末の内定率が80%を超えていた。少し前、超氷河期といわれて50%にも満たなかった時期からみれば就職戦線は大きく改善されたといえる◆特に、管内に残って就職する学生が多い。地元から出る求人が増加していることが、就職戦線の好調を裏付けしている。企業の採用意欲も景気を判断する材料の一つとなるのだから、徐々に上向いてきたといえるのかもしれない◆さて、美幌町が本年度も募集した「社会人枠」。昨年を上回る応募だったという。現在の採用枠でいえば軽々と20倍を超える超難関だ。民間で得た社会人経験を行政の場で生かしてもらおうとの狙い。さまざまな人材が集まってくれば、新しい刺激にもなる◆インターネットを通じて関東や九州からの応募もあったという。こうした人材を求めるのにネットは打ってつけ。何よりも効果が大きいのは、医師確保の面だ。国保病院の新たな小児科医もインターネットが橋渡し役になったと聞く。ネットが美幌町にもたらす 人財 は大きい。美幌町の魅力をもっともっとネット上で売り込んでいきたいものだ。     (本多)