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記者コラム

美幌出身選手、終盤戦

 ノルディック複合の荻原健司選手がワールド杯総合優勝で迎えたリレハンメル五輪の個人は4位だった。2007~2008シーズンのワールド杯で総合優勝した女子モーグルの上村愛子も前回のバンクーバーの4位が最高で、このソチでもこれを上回ることはなかった。オリンピックでメダルを取ることの難しさは、初の女子ジャンプの高梨沙羅選手が教えてくれた◆特に初出場のオリンピック・パラリンピックの緊張感は、他に経験のない世界だと、4年前のバンクーバーパラリンピックに出場した久保恒造選手が話していたのを聞いたことがある。彼もワールド杯総合2位の実力を引っさげての参戦だったが、メダルに届かなかった。その経験が3月に開幕するパラリンピックに生きることだろうと思う◆大きな舞台になればなるほど、緊張を味方にする選手、プレッシャーを楽しめる選手がいる。高梨選手も上村選手も成績は申し分なかった。メダルを取った選手たちがそれを上回っただけだ。思う成績が残せなかった選手も同じで、日本からの声援にこたえた姿は、メダル級の輝きだろう◆さて、美幌出身の選手も終盤戦。ゴールの瞬間に笑顔が見られるレースが楽しみだ。   (本多)

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