記者コラム

葛西紀明選手が銀メダル

 ソチ五輪のスキージャンプラージヒルで日本のエース、葛西紀明選手が銀メダルに輝き日本はもちろん、世界にレジェンド(伝説)葛西の名を轟かせた。ジャンプのメダルは1998年の長野オリンピック以来16年ぶり。41歳の葛西選手にとって7度目の挑戦での悲願達成。「過去6回分の重みがある」という言葉は素直に出た感想だろう◆転倒による2度の骨折、母親の死、所属クラブの廃部などこれまで悲運のエースと呼ばれ続けた葛西選手。それでも明るく振る舞う姿に仲間の信頼、尊敬の気持ちは強い。それはメダル獲得が決まった瞬間、後輩たちが駆け寄り、抱きつき、自分のこと以上に喜びを爆発させた光景からもうかがえる◆41歳でジャンプに挑み、メダルを取る姿は国内外で称賛された。ソチ五輪をテレビ観戦する中、フィギュアやスノーボード選手のメダル獲得も喜んだが、葛西選手の銀メダルには心の底から興奮と感動がこみ上げてきた◆何かを成し遂げることに年齢は関係ない。そして何かに打ち込むことにも年齢は関係ない。葛西紀明という不屈の41歳の姿に感動を覚え、刺激を受けた1人として、ジャンプは無理でも何か打ち込むものを見つけたいと思う。  (中村)

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