記者コラム

銅メダル

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 美幌町から4人の選手を送り出したソチオリンピック・パラリンピックの感動も冷めやらないが、パラリンピック・バイアスロンで久保選手が獲得した銅メダルをひと足お先に触らせてもらった。大きくて重くて。これを4年かけて世界のアスリートたちが狙うんだと思うと、余計な手あかをつけて申し訳ない気分だ◆29日のトークショーに来た久保選手。ソチパラリンピック秘話なども交えて約40分、話した。その際に持ってきた銅メダルだった。時間が少なくて来場者は“見る”だけだったが、11日の選手報告会で“再登場”する銅メダルに触れるチャンスがあるかもしれない。報告会は人数に限りがあるため予約制だが、だれでも参加できるという◆さて、美幌町初のメダル。その種目に限れば4年に1人しか手にできないメダルを目指して4年間、練習にすべてを注ぎ込むアスリートの思いの大きさも伝わってくる。その思いの強さがメダルに伝わるのだろうとも思う。久保選手も4年を費やした熱がメダルに迎え入れられたのだ◆久保選手は、次から夏の車いすマラソンに挑む。夢は続く。2020年の東京パラリンピックのメダルも宣言する。まだまだ一緒に夢を追えそうだ。 (本多)