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記者コラム

税差し押さえ財産の合同公売

 大空町で24日、税差し押さえ財産の合同公売が実施された。美幌、津別と3町の差し押さえ財産を並べた。大空、津別の両町は初めての公売。美幌町からノウハウを学ぶ公売会でもあった◆動産の公売が実施されるようになったのはごく最近のことだろう。かつて、差し押さえた財産を売りさばくのは大変だった。このため、売れる電話加入権が差し押さえの中心だったが、携帯電話の普及で電話加入権の公売も聞かれなくなったからだ◆それがインターネット公売の登場で一変する。美幌町でも導入しているが、全国を相手にすると予想以上の成果になる。滞納額の解消に全国の自治体が参加するようになった。大空町もネット公売を見据えての公売会だ。津別町も検討中という◆さて、合同公売会。49点の出品で落札は11点。落札金額の合計は1万6120円。入札の合計は17件だった。数字だけを見れば、 売れ行き が良かったわけではないが、税の担当者はいう。「差し押さえて滞納解消に力を入れていることが広まることが第一。売ることが目的ではなく、滞納させないPRにつなげたい願いがある」。税負担の公平さをアピールできたことが大きいと話す。    (本多)

 

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