記者コラム

春の商戦

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 新社会人の登場する春。各種商戦は、消費の新たなターゲットに売り込み攻勢をかける。消費税が増税になるため、早めの仕掛けだったようだが、新しい生活を始めてから物入りになるので、買い物は忙しい。かつて、新社会人の商戦で取り上げていた携帯電話だが、今や高校生でも必需品だけに、窓口に殺到することはないようだ◆ある教育研究所が調査した子供たちの携帯電話の普及率に驚く。自分専用の携帯は高校2年生で93・5%、中学3年でも46・7%。家族との共用を含めれば中学3年は半数を超える小学6年でも26・2%。4人いれば1人は携帯を手にしていることになる。今や携帯電話は社会人ではなく、子供たちの必需品といえる◆スマホ時代で使い方も変化している。通話やメールの利用はほとんどなく、高校生では写真、音楽ダウンロード、インターネットがベスト3。携帯電話というのが申し訳ないほどの利用ぶりだ。これに続くのがゲーム。オンラインで楽しめるものが人気だが、対人や金銭のトラブルに気をつけたい◆さて、ガラケーで押し通す我が携帯電話。そろそろくたびれてきた感もあるが、写真も音楽もインターネットも無縁なので大事に使いたい。(本多)