記者コラム

桜前線

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 この春の桜前線も、いよいよ終盤だ。気象庁の開花予想で網走は5月10日。少し早めにサクラが開花しているようで、大型連休中は街路樹や名所のサクラが鮮やかだった。北海道では稚内の5月15日が桜前線到達の最終地点になる◆桜の開花宣言は、気象庁の標本木のソメイヨシノで5~6輪のつぼみがほころぶタイミングで発表される。80%以上の開花で「満開」となる。ちなみに昨年の気象庁の予想は札幌で9日、稚内で14日、旭川で10日、網走では14日も遅れた。春の異常気象が桜の季節にも影響した◆美幌周辺も桜が街を彩って、華やかな季節だ。国道240号の商店街に街路樹として植えた桜も開花し、通称・桜通りも文字通りの桜色に染まった。11日には、桜の名所を創る会の桜祭りが美幌博物館前で開かれる。いつも開花と天気に泣かされる祭りだが、今年はどうだろうか。たくさんの人出を待っている◆暖かい日が続いて咲く桜、実は気温の変化が激しい時期でもある。急に寒さがぶり返す「花冷え」はこの時期の言葉。桜の木の下で花見も楽しいが、風邪には十分な注意が必要。防寒対策も忘れずに。     (本多)