記者コラム

ふれあいまつり

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 先日、みどりの村で開かれたふれあいまつりで、新そばが復活した。かつては、JA会館を会場に毎年10月初旬に新そば祭りが開かれていたが、生産者の高齢化などいろいろな事情から中止になって久しい◆毎年、参加していたから、地場産のそば粉で楽しむ新そばが味わえなくなって寂しい思いだった。ふるさと祭りからも手打ちそばのテントが消えて、物足りなさがあった。だから、久々の新そばの味を楽しませてもらった◆雨模様のふれあいまつりとなったが、たくさんの子供たちや親子連れが来場して、みどりの村で遊びを満喫した。カメラをぶら下げ、取材をしながら、ちゃっかり新そばコーナーに足を運んで、温かいそばを注文。持ち帰り用の生そばも購入して、自宅に帰ってから今度はざるそばを味わう。新そば三昧で“味覚の秋”をたん能した◆美幌町は、農産物の収穫作業が本格化。これから、おいしい美幌が盛りだくさんになる。農業を主産地とする地域に住む“特典”は、この秋に実感する。都会にはない魅力が産地で食べられる農産物の味だ。秋の深まりとともに、食のイベントも増えてくるので、少し出てきたお腹を抑える努力でもしておきたい。       (本多)