記者コラム

アイコンタクト

 プロサッカーでよく聞く「アイコンタクト」。目の合図だけでパスを回す。チーム練習の積み重ね、選手同士の信頼感が言葉を使わずに戦略を伝える手段になる。サインプレーの多いプロ野球も時にアイコンタクトでプレーが行われる◆チームプレーだけではないし、練習が必要なわけでもない。普段、車の運転で道を譲り合う時などもアイコンタクトだ。ペットなどとの会話もアイコンタクトが多いだろう。「目は口ほどに物を言う」。目はコミュニケーションの基本である◆ところが、最近は視線で判断することが難しい。車の運転中、交差点などの歩行者の動きを視線で観察する。信号を渡るのか、それとも曲がるのか、店に寄るのか。けっこう判断には自信があったのだが、スマホ時代の到来でこの自信が揺らいでいる◆信号すら見ていないのではないかと思うほどスマホに視線が集中、周りを全く気にしていない様子では、視線の観察など出来ようはずがない。歩行者同士の衝突にならないのか心配になるほどだ◆ガラケー世代からすれば街を歩く時ぐらいは、スマホの画面から目を離してもよさそうだが。        (本多)

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