記者コラム

昨年の20日

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 8年前のあす20日、甲子園球場で熱い決勝戦が繰り広げられていた。南北海道代表の駒大苫小牧高校が、夏の大会3連覇をかけて早稲田実業高校と対戦した。大リーグ・ヤンキースの田中将大投手と、日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手が投げ合った激闘は記憶に新しい◆この試合、ともに8回に1点ずつを取り合っただけで延長15回で決着がつかず、翌日の再試合だった。連投した斎藤投手の早稲田実業に軍配が挙がったが、道産子選手らの活躍に道内の高校野球ファンがしびれた。この2人、プロの世界で頑張っているが、直接対決を見たいファンも多いことだろう◆この大会で斎藤投手の7連投、69イニングは、88回の歴史を持つ夏の甲子園の新記録を樹立した。高校球児にとって憧れの甲子園に名を刻む数少ない選手の1人になった◆台風の影響で開会式が延期になった今年の甲子園。11日から開幕して連日の熱戦続きだ。道東はお盆が過ぎて暑さもやや和らいだ感じだが、甲子園球児らの夏はまさに今がピーク。25日予定の決勝戦に向けて勝ち残ったチームの激戦は続く。今年はどの高校が頂点に立つのだろうか。     (本多)