記者コラム

絵本の読み聞かせ

  • 印刷

 幼児期から絵本の読み聞かせを実践しているお母さんたちは多い。しかし幼児が興味を引く絵本を読んであげようにも、数ある絵本の中からどれを選んだら良いのか迷うのでは。先日、美幌町図書館で開かれたおはなしわくわく講座では、その悩みを解消してくれる講師のアドバイスがあった◆講師として訪れたのはNPO法人絵本で子育てセンターの絵本講師、福田優子さん。福田さんは美幌町出身で、平成8年4月から、同17年3月まで東陽保育園で保育士として勤務した。結婚を機に兵庫県宝塚市に移ったが、今でも子育てしながら保育士として活躍している◆福田さんが絵本選びのポイントとして教えてくれたのは「発行してから20年以上たち、今でも本屋に並んでいて、さらに3回以上増版している絵本」だという。20年以上愛されている絵本は間違いがなく、増版しているのは全国のお母さんたちに人気が高い証拠ということだ◆取材に応じてくれた福田さんは「今は小さくて理解できなくても必ず子供の財産になる。いろいろなことが起こり、考える思春期に生きる力になってくれるはず」と絵本の魅力を熱く語ってくれた。
(中村)