記者コラム

18日は冷凍食品の日

  • 印刷

 今週末の18日は冷凍食品の日だそうだ。10月は冷凍の「とう(10)」から、18日は国際的にマイナス18度以下に保てば冷凍食品の品質を1年間維持できるとされていることから、日本冷凍食品協会が昭和61年に制定した◆冷凍食品はハンバーグやフライ、ミックス野菜をはじめ、ごはんや麺類、ピザやケーキ、肉や魚介類など種類が多彩。調理方法も電子レンジで温めるほか、フライパンやオーブンで焼いたり、油で揚げるなどさまざま。忙しい現代人にとって簡単に調理できる冷凍食品は欠かせない存在だ◆この冷凍食品は、1900年代にアメリカでジャム加工するためにイチゴを冷凍したことが起源とされる。日本では大正9年に道南の森町に魚を保存する巨大冷蔵庫が建設されたのが始まり。その後昭和40年代になると家庭用の電子レンジが普及し、一気にさまざまな商品が開発され、冷凍食品は人々の生活に浸透していった◆秋の深まりとともに「食欲の秋」を満喫する人も多いはず。旬の味覚はもちろん素晴らしいが、日本で1世紀近い歴史を持ち、技術の進歩によって今もなお進化する冷凍食品を味わってみるのもおもしろい。 (中村)