記者コラム

文化の秋 到来

 文化の秋が到来である。美幌町でも、きょうから町民会館で文化祭の作品展、2~3日はびほーるで芸能発表が行われる。美幌町の創作文化、芸術文化が勢ぞろいする美幌町文化連盟の一大行事だ◆「菊薫る秋」。文化の日の代名詞だったが、今は栽培する人が高齢化し、減少しているという。文化祭の会場に入ると真っ先に目に飛び込んできた鮮やかな菊花展は、あまり見られなくなっている。秋の主役が減少していくのは少々寂しい◆八重菊を図案化した十六八重表菊がいわゆる菊の御紋と呼ばれる皇室の家紋だ。菊花は、春のサクラと並ぶ日本の象徴でもある。厚物、管物、大菊、一文字など種類も多く、福助を筆頭にダルマ、懸崖、千輪咲きなど栽培方法も多様だ◆かつては小学生の菊花栽培にもお邪魔した。廊下にずらりと並ぶ鉢の列。福助づくりを地域の高齢者から習っていた。ベテラン勢に交じって町の文化祭に出展する。そんな交流も文化の秋ならではだった◆菊栽培ばかりではなく、創作文化でも後継者が育たずに活動が停滞するケースもある。どう次代につないでいくかも迎えた文化の日に考える課題だ。    (本多)

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