記者コラム

地方自治体の運営

 美幌町も同じだが、地方自治体の運営は町税など税収入のほかに国から交付される地方交付税のウエートが非常に高い。「3割自治」といわれるのは、集める自主財源の割合で、交付税のほか補助金などで財政をまかなっているからだ◆普通交付税は、美幌町で約39億円。これを4回に分けて交付される。国が赤字国債を発行するために必要な特例法案を可決できなかったため、交付する財源が苦しい。9月分の約9億円は交付されたが、残る11月分の交付がどうなるのか。政局と同様に10月の臨時国会の動きが気になる◆この時期まで、赤字国債の発行が制限されていると、そろそろ始まる次年度予算編成の投資的経費を探る動きも本格化できない。次の臨時国会は解散総選挙をにらんだ与野党の攻防戦が予想される。地方にとって大事な重要法案が後回しにされれば、今はまだ少ない住民生活への影響が出かねない◆国は、必要な借り入れに利子補給するという。しかし、この補給分も税金で賄うことになる。実質、地方交付税の総枠が狭まることになりかねないのだから、歓迎もできない。首長や自治体の財政担当者は口をそろえて「国会の正常化」を願っている。       (本多)

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