記者コラム

原子炉の日

 今月8日は、日本軍が米・真珠湾に奇襲攻撃を仕掛けた日である。いわゆる太平洋戦争の勃発になった事件だ。1941年、今から72年前の出来事になる。3年6カ月に及ぶ戦争は、今日の日本にどんな将来をもたらしたのだろうか◆「原子炉の日」は、きょう2日だ。真珠湾攻撃の翌年、米・シカゴ大学の実験用小型原子炉でウランの核分裂の持続的な連鎖反応に成功した。この技術でプルトニウムを生産すれば軍事用、熱を利用すれば発電用になる◆アメリカは、原子エネルギーの新兵器開発に取り組み、その結果誕生した原子爆弾3発のうち1発は砂漠での実験、残る2発を広島、長崎に投下したのだ。70年の歳月を経て日本でも、東日本大震災の福島原発を契機に平和利用の原子力発電についての是非が議論されているが、再稼働についてはしっかり国民議論を経た結論を求めたい◆アベノミクスを問う衆議院議員選挙がきょう公示される。経済対策が大きな焦点になっているが、地方地方の課題は違う。連呼ばかりでなく、どう政策を聞かせてくれるのか、エネルギーや平和問題も含めて注目したい。     (本多)

追加情報