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記者コラム

大活字本

 美幌町の図書館と歩む会が今年も町教育委員会に大活字本23冊を寄贈した。平成7年から続く寄贈で今年で20回目。寄贈本は累計で359冊となった。美幌町図書館には大活字本コーナーが設けられ高齢者を中心に人気が高いという◆大活字本は一般の書籍に比べ文字の大きさが2~3倍もある。元々は弱視者向けの書籍として刊行されたが、近年は弱視者のみならず高齢者の関心も高まっている◆文字が大きくより見えやすいのは良いが、文字が大きくなることでページ数が増え重くなり、そして何より価格が高いため自分では購入しづらいのが現状だ。そこで購入できないのなら借りて読もうと図書館利用者が増えているそうだ◆図書館と歩む会はこれまで世界歴史大辞典などのセット物や時代小説、人気作家の作品などの大活字本を寄贈。特設コーナーも年々蔵書で埋まってきた。利用者からは「全部読んでしまったので、早く新しい大活字本を入れてほしい」という要望も多いという◆読書熱が高まるのは結構だが、高額な大活字本をおいそれと購入するのは難しいのも理解できる。何か良いアイデアはないものか。    (中村)

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