記者コラム
ライダーカップ
- 詳細
- カテゴリ: 記者コラム
- 公開日 2012年10月02日(火曜)00:00
- 参照数: 2874
ゴルフでアメリカとヨーロッパの選手が激突するチーム戦「ライダーカップ」が、昨日の早朝まで開催されていた。プロの世界で賞金のない、まさにプライドと名誉をかけた2年に1度の大会だ◆賞金レース主流のプロゴルフの世界にも、こんな大会があるのだと、夢中になってテレビ観戦した。チーム戦なので、すべてマッチプレー。ホールごとの決着は見ているほうもスリリングだ。2人ペアで交互に球を打ち合うフォアサムや、打数の少ないほうがカウントされるフォアボール、そして1対1のマッチプレーと日替わりの対戦も面白い◆今年は、アメリカが雪辱を期しての戦いとなったが、最終日まで大きく差をつけられたヨーロッパが大逆転を演じて、再びライダーカップを持ち帰った。まさに世界のトッププロの技術をすべてぶつけ合う意地と意地の大会だった◆日本のプロゴルフは中国や韓国の勢いが目覚しい。特に女子は優勝争いの上位が常に外国勢、賞金ランキングの上位も席巻されている。海外に拠点を移す選手も多いとはいえ、国内大会で日本人選手の意地を見せてほしいものだと、さっぱりゴルフらしいスコアにならないアマチュアの遠吠えである。 (本多)