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記者コラム

東日本大震災か1年半が過ぎた

 東日本大震災の発生から、もう1年半が過ぎた。大地震、津波、原発事故とさまざまな災害を受けた東北地方は復興に進んでいるのだろうか◆美幌町は、宮城県山元町で11月に開かれるふれあい産業祭に参加する。復興支援ブースで、ジャガイモや玉ネギを販売する。袋詰め放題の提供で美幌自慢の農産物を提供する計画という。山元町には、町職員1人が復興支援の任を受けて派遣されている。1年の半分が過ぎたころだ◆先日、電話で話す機会があった。山元町も猛暑に襲われた。北海道とは違う暑さを体感していた。復興の様子を聞いたが「着実に前進はしている。けれど、まだまだ支援が必要。復興には新たな課題もたくさん出てくる」と話す。町の住宅の6割が半壊以上の被害。簡単に復興できる規模ではない◆女性国内研修に参加した町内の女性も、ワークショップの中で震災のテーマに触れた。地域の女性の収入源となる手仕事の提供が今も続く。「少しずつ、話題が少なくなる震災は、現地で今も地道な支援が続いていることを知った」。美幌町社協が受け付ける義援金は、2度目の延長が決まった。被災地に向ける我々の目も、まだまだ 延長戦 でありたい。   (本多) 

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