記者コラム

自治基本条例施行から1年半

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 美幌町が23年春から施行した自治基本条例。この1周年記念事業が今月、実施される。その1つがフォトコンテスト。人物と風景の2部門で募集したところ、合わせて200点を超える作品が集まったという◆記念事業で町民が幅広く参加できる事業を実行委員会で計画したが、カメラはデジカメ、携帯電話の機能で多くの人が持つようになって、写真を撮る機会が増えたための反響だろうと感じる。日常の生活、風景が集まって、美幌らしさが写真に映しだされていることだろう◆自治基本条例の最大の目的は町民参加。はっきり言って、まだ行政主導のスタイルは否めない。自治基本条例施行から1年半。条例を幅広く知ってもらうために、さまざまな行事に多くの町民の参画が必要なのは言うまでもない。そんなきっかけづくりにしたいのが1周年行事のようだ◆メーンは、21日午後1時半から町民会館びほーるで開かれる濱宮郷詞さんの講演会。濱宮さんは棒高跳びの有望選手から一転、けがで車いす生活。母の再婚、姉の家出、実家の火事と波乱の人生ながら、結婚、そして育児とたくましく生きる。ぜひ、びほーるに1人でも多く足を運んで聞いてほしい。

       (本多)