記者コラム

母の日

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 町の花屋さんをのぞくと、たくさんのカーネーションが並ぶ。2日前の日曜日の話である。およそ、1年に1度しか寄らないであろう花屋さんは、いつも以上に華やかな雰囲気だ◆お目当ては、レインボーカラーのカーネーションだったが、人気ナンバーワンを最後にもとめても時遅し。予約客で行き先が決まっていた。「また、来年」と励まされたものの、レインボーに限らずカーネーションのバリエーションの多さに驚かされた◆さて、5月には「母への感謝」の日が2度あるのをご存じだろうか。もちろん第2日曜日はメジャーだが、実は、5日の「こどもの日」の祝日法には「こどもの人格を重んじ」から始まって「母に感謝する日」と結ばれている。大型連休に遊び疲れて、お母さんにわがまま言い放題だった子供たち、5日の分までお母さんに感謝の気持ちを伝えてほしい◆さて、母の日の発祥とされるアメリカのウエストバージニア州の教会では、白いカーネーションを贈ったとされる。毎年、種類が増えていくというカーネーション、白を探すのも大変だが、どの色でも花言葉は「母の愛情」である。   (本多)