記者コラム

ペットの虐待

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 ペットの虐待が相次いでニュースになっている。100匹以上の子ネコを埋めた事件を聞くと“ネコ派”には心の痛む話題である。ネコに限らず、ペットを飼う時に、生涯つきあう覚悟を持ちたいものだ◆美幌町内でも先日、生まれたばかりのネコ7匹が段ボール箱に入れて捨てられていた。「優しい飼い主に拾われますように」との思いもあったのか。しかし、結果はカラスやキツネに狙われたのか、5メートル以上もの木の上に逃げて下りられなくなった。放っておかれれば、命の危険があったが、近隣の人の通報で美幌町が救出した◆動物愛護法で禁止されていなくても、生まれたばかりのネコを放置する行為が許されないことは明白。捨て猫のままで新しい飼い主が見つかるケースのほうが少ないのだから◆単身高齢者が増え、ペットと暮らす人も多い。自然界の中ではタブーかもしれないが、後の責任を考えれば避妊や去勢手術の必要性も早い段階で考えたいものだ。ペットと長く一緒に暮らすためにも◆さて、先述の子ネコ7匹。北見保健所で保護したところ、全員が無事に優しい飼い主に巡り会えたらしい。めでたし、めでたし。(本多)