記者コラム

車座トーク

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 美幌町の若者クラブびほろ愛し隊と土谷町長の車座トークは、なかなかに興味を引いた。若者のストレートな町づくりに対する思いは、町長の胸にも響いたようで「何回かやって、アイデアを頂きたい」と町長からの申し出もあった◆この統一地方選で土谷町長は「若い世代への対策が足りなかったと反省している」と述べていた。高齢者、子育てに手厚い施策も、さて若者はとなると目玉がなかったのも事実か。若者との意見交換でどんな新しい発想が出てくるのだろうか◆新パーク場にはあまり興味のない世代。「緊急度はあるの?」。スポーツセンターの改修のほうが先との声も。紹介したふるさと納税は意外に知名度がなかった。若者の貧困は都会だけの話ではない。「実家がなければ美幌で働けない」。大人にも職業体験があってもいいのではとユニークな発想も飛び出す◆メンバーは20代から40代。いろんな若い世代のつながりを持つ。彼らの声は、美幌町の若い世代の思いでもある。出てきたアイデアや発想をどう生かせるのかが大事。彼らの町づくりが美幌町の魅力づくりにつながるのかもしれない。     (本多)