記者コラム

灯油に代わる暖房

 さすがに朝の気温が0度に近づいてくると、ストーブをつけなければ寒さが堪える。思わず車を走らせて見るスタンドの価格表はガソリンではなく、灯油の値段だ。気になる灯油価格、今冬は寒い冬になるのか暖かい冬になるのか◆1リットル当たり70円台後半から80円台。産油国の中東情勢がまだまだ不安定では、安い灯油は期待できそうもない。冬の暖房を灯油に頼る北海道民にとって、高騰する灯油価格は生活そのものを直撃する◆灯油に代わる暖房として、美幌町ではペレットストーブを売り込んだ。まだまだ値の張るストーブ本体に助成し、木質ペレットの製造も手がけた。しかし、思惑ほどに普及していないのが現状だ。灯油ストーブの手軽さに対するお得感が実感されていないせいだろうか◆かつて、環境のために古紙を使おうとの機運が高まった。再生紙を自治体が取り入れた。当時はまだ粗悪な紙質だった。さらに購入価格も古紙のほうがはるかに高かった。しだいに敬遠された◆環境対策とコスト感覚は相反する。将来のために 投資 するつもりでなければ、なかなか新たなエコ機器に手が出ない。灯油の高値安定が、ペレットストーブ見直しのきっかけになるだろうか。  (本多)

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